基本的に普段は学校で授業をしておりますので、当サイトの更新は気まぐれです。

第3章-6 目の薬

スポンサーリンク

3章の暗記特訓ページだよ
暗記特訓のやり方のページを読んでから特訓してね

暗記特訓

■点眼薬の効果
1滴の薬液は約 【A】L、結膜嚢の容積は 【B】L程度であるため、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ薬液が鼻腔内へ流れ込み、鼻粘膜や喉から吸収されて副作用を起こしやすくなる。点眼後は数秒間まぶたを閉じて【C】を押さえ、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。

A 50μ B 30μ C 目頭

■ネオスチグミンメチル硫酸塩
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目の【A】に関与する【B】の働きを助け、目のピント調節を改善する。

A調節機能 Bアセチルコリン

■目の痒みを抑える配合成分
ジフェンヒドラミン塩酸塩等の抗【A】成分は、【A】の働きを抑えることにより目の痒みを和らげる。

Aヒスタミン

■クロモグリク酸ナトリウム
クロモグリク酸ナトリウムは抗【A】成分で、肥満細胞からの【B】を抑え、花粉やハウスダストによる目の【A】症状を緩和する。【A】性でない結膜炎には無効である。

Aアレルギー Bヒスタミンの遊離

■その他の成分
スルファメトキサゾール等のサルファ剤は、【A】感染による結膜炎等の化膿性の症状を改善することを目的として用いられる。

A細菌

必読

練習問題

ここからは練習問題だよ

問 1 眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
b点眼薬は、結膜嚢(結膜で覆われた眼瞼の内側と眼球の間の空間)に適用するものであるが、1滴の薬液量は結膜嚢の容積の50%程度に設定されている。
c点眼薬は無菌的に製造されるが、法の規定により必ず防腐剤が配合されている。
d点眼後は、しばらくまばたきを繰り返して、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるとよい。
a b c d
1正 正 誤 誤
2誤 正 正 誤
3誤 誤 正 正
4誤 誤 誤 正
5正 誤 誤 誤

【正解5】
a〇
b×1滴の薬液量は約50μLであるのに対して、結膜嚢の容積は約30μL
c×防腐剤を含まない1回使い切りタイプもある
d×点眼後は、しばらく「眼瞼を閉じて」、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。

問 2 次の記述は、眼科用薬の配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

aイプシロン-アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
bネオスチグミンメチル硫酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として、配合されている場合がある。
cパンテノールは、末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目の症状を改善する効果を期待して用いられる。
dアスパラギン酸カリウムは、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して、配合されている場合がある。
  • 1(a、b)
  • 2(a、d)
  • 3(b、c)
  • 4(c、d)

【正解2】
a〇
b×ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として配合される
c×パンテノールは、「自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果」を期待して配合される
d〇

問 3 眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

aヒドロキシプロピルメチルセルロースは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを期待して配合される。
bスルファメトキサゾールナトリウムは、目の疲れを改善することを期待して配合される。
cアズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合される。
dホウ酸は、眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して配合される。
  • 1(a、c)
  • 2(b、c)
  • 3(b、d)
  • 4(a、d)

【正解1】
a○
b×スルファメトキサゾールナトリウムは、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的とするサルファ剤である
c○
d×記述は、「硫酸亜鉛水和物」の内容である。ホウ酸は、「結膜嚢の洗浄・消毒、点眼薬の添加物(防腐剤)として配合される。」

問 4 点眼薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではない。
b点眼後は、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができる。
cソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤などの配合成分がレンズに吸着されて、角膜に障害を引き起こす原因となるおそれがあるため、全ての製品で、装着したままの点眼は避けることとされている。
d正確に点眼するため、容器の先端を眼瞼(まぶた)に触れさせながら点眼する。
a b c d
1誤 正 正 誤
2正 誤 誤 誤
3正 正 誤 誤
4誤 正 正 正
5正 誤 正 正

【正解3】
a○
b○
c×1回使い切りタイプで防腐剤を含まず、装着時にも使用できる製品もがある。
d×容器の先端が眼瞼や睫毛に触れると、雑菌が薬液に混入する原因となるため、触れないように注意しながら点眼する

問 5 次の表は、ある眼科用薬に含まれている成分の一覧である。この眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

15 ml 中
 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン) 3 mg
 テトラヒドロゾリン塩酸塩 3 mg
 グリチルリチン酸二カリウム 18 mg
 クロルフェニラミンマレイン酸塩 4.5 mg
 コンドロイチン硫酸ナトリウム 15 mg

a アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合されている。
b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える作用を示す。
c コンドロイチン硫酸ナトリウムは、抗菌作用を目的に配合されている。
d この眼科用薬を連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。

1正 正 正 誤
2誤 正 誤 誤
3誤 誤 正 正
4正 正 誤 正
5正 誤 誤 正

【正解5】
a○
b×テトラヒドロゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去するアドレナリン作動成分である
c×記述は、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的に配合される。
d○

タイトルとURLをコピーしました