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3章 生薬製剤 試験によく出る薬一覧

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登録販売者試験によく出る生薬製剤の暗記リストを作りました。
とりあえずここだけは覚えましょう、という出題頻度の高いものに絞った一覧リストです。

 

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すきま時間に暗記しよう

強心薬 ものすごく出題頻度が高い 最優先で覚える

センソ
(蟾酥)

ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物 微量で強い強心作用があり、1日容量5mgを超えると劇薬
ジャコウ
(麝香)
シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物 強心作用、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり意識をはっきりさせる。小児の疳にも
ゴオウ
(牛黄)
ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石 強心作用、末梢血管拡張による血圧降下、興奮を鎮める。小児の疳にも
ロクジョウ
(鹿茸)
シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、又はわずかに角化した幼角 強心作用、強壮、血行促進
シンジュ ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質 鎮静作用
リュウノウ フタバガキ科リュウノウジュの樹幹に析出する精油の結晶 中枢神経系の刺激作用による気つけの効果

漢方処方製剤の構成生薬  とてもよく出る

カンゾウ マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer 又は Glycyrrhiza glabra Linné の根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの (皮去りカンゾウ)
  • グリチルリチン酸による抗炎症作用
  • 気道粘膜の分泌促進作用
  • 健胃作用(小児の疳の薬において)
  • 1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上となる製品は、長期連用を避ける
マオウ マオウ科のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C. A. Meyer 又は Ephedra equisetina Bungeの地上茎 気管支拡張、発汗促進、尿量増加(利尿)
エフェドリンの依存性あり交感神経系への刺激作用
ダイオウ タデ科の Rheum palmatum Linné、 Rheum tanguticum Maximowicz、Rheum officinale Baillon、Rheum coreanum Nakai 又はそれらの種間雑種の、通例、根茎 センノシドを含む大腸刺激性瀉下作用授乳
×(乳児に下痢)

代表的な生薬8つ  とてもよく出る

ブシ キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根 血液循環改善
カッコン マメ科のクズの周皮を除いた根 解熱、鎮痙
サイコ セリ科のミシマサイコの根 抗炎症、鎮痛、解熱
ボウフウ セリ科の Saposhnikovia divaricata Schischkin の根及び根茎 発汗、解熱、鎮痛、鎮痙
ショウマ キンポウゲ科のCimicifuga dahurica Maximowicz、Cimicifuga heracleifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linné 又はサラシナショウマの根茎 発汗、解熱、解毒、消炎
ブクリョウ サルノコシカケ科のマツホドの菌核で外層をほとんど除いたもの 利尿 健胃、鎮静
レンギョウ モクセイ科のレンギョウの果実 鎮痛、抗菌
サンザシ バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果をそのまま、又は縦切若しくは横切したもの 健胃、消化促進

小児鎮静薬  とてもよく出る

レイヨウカク ウシ科のサイカレイヨウ等の角 緊張興奮を鎮める
ジンコウ シンチョウゲ科のジンコウ、その他の同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が沈着した部分を採取したもの 鎮静、健胃、強壮

その他ゴオウ、ジャコウ、カンゾウなど

婦人薬  とてもよく出る

ボタンピ ボタン科のボタンの根皮 鎮痛・鎮静・鎮痙作用、内臓の痛みを取る
サフラン あやめ科のサフラン 鎮痛、鎮静作用 月経を促す作用
コウブシ カヤツリグサ科のハマスゲの根茎 鎮静、鎮痛作用 月経を促す作用
センキュウ セリ科のセンキュウの根茎を、通例、湯通ししたもの 血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和、強壮、鎮静、鎮痛等の作用
トウキ セリ科のトウキ又はホッカイトウキの根を、通例、湯通ししたもの 血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和、強壮、鎮静、鎮痛などの作用
ジオウ ゴマノハグサ科のアカヤジオウなどの根またはそれを蒸したもの 血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和、強壮、鎮静、鎮痛等の作用

泌尿器の薬 よく出る

ウワウルシ ツツジ科のクマコケモモの葉 利尿作用、尿路消毒成分

胃腸薬 まあまあ出る

オウバク ミカン科のキハダ又は Phellodendron chinense Schneider の周皮を除いた 樹皮 苦みによる健胃
オウレン キンポウゲ科のオウレン、Coptis chinensis Franchet、Coptis deltoidea C.Y. Cheng et Hsiao 又は Coptis teeta Wallich の根を ほとんど除いた根茎 苦みによる健胃
センブリ リンドウ科のセンブリの開花期の全草 苦みによる健胃
ケイヒ ケイヒは、クスノキ科のCinnamomum cassia J. Presl の樹皮又は周皮の一部を除いた樹皮 香りによる健胃
センナ、センノシド マメ科のCassia angustifolia Vahl 又は Cassia acutifolia Delile の小葉 大腸刺激瀉下作用 センノシドはセンナから抽出
シャクヤク ボタン科のシャクヤクの根 鎮痛・鎮痙作用
ケツメイシ マメ科のエビスグサ又は Cassia tora Linné の種子 整腸
ゲンノショウコ フウロソウ科のゲンノショウコの地上部 整腸

鎮咳去痰薬  まあまあ出る

キョウニン バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子 呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静
ナンテンジツ メギ科のシロミナンテン(シロナンテン)またはナンテンの果実 知覚神経・末梢運動神経に作用(咳止め)
ゴミシ マツブサ科のチョウセンゴミシの果実 鎮咳
シャゼンソウ オオバコ科のオオバコの花期の全草 去痰
セキサン ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎 去痰
バクモンドウ ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部 鎮咳、去痰、滋養強壮

解熱鎮痛薬  そこそこ出る

ジリュウ フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier又はその近縁動物 熱さまし 解熱

歯や口の中に使う薬  たまに出る

カミツレ キク科のカミツレの頭花 抗炎症、抗菌、発汗
ラタニア クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根 収斂作用
ミルラ カンラン科のミルラノキなどの植物の外部の傷口から流出して凝固した樹脂 収斂作用、抗菌作用
 

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