登録販売者試験で頻出の漢方薬を、出題頻度・分類・暗記ポイントごとに一覧で整理しています。
・似た名前が多い
・構成生薬が覚えられない
・カマダ(カンゾウ・マオウ・ダイオウ)が混乱する
・作用や注意点が整理できない
と苦手にする人がとても多い分野です。
このページでは、登録販売者試験によく出る漢方をPDF付きの一覧形式で整理しました。
さらに、
・頻出漢方
・覚える順番
・暗記のコツ
・暗記テスト
・PDF教材
までまとめています。
まずは頻出漢方から優先して覚えていきましょう。
👉 出題頻度の高いものから優先的に覚えることで、効率よく得点力を伸ばすことができます。
👉 PDFも用意しているので、スキマ時間の暗記や試験直前の総復習にも活用してください。
登録販売者 漢方一覧|頻出漢方・覚え方・PDFまとめ
登録販売者試験では、漢方処方製剤の「適応」と「構成生薬」をしっかり覚えることが超重要。
頻出漢方一覧表|暗記キーワード付 ダウンロード
まずは以下のPDFをダウンロードして印刷しましょう。
印刷用PDF↓
▶登録販売者 漢方一覧PDF|頻出77・暗記キーワード付
💡優先順位をつけて覚えるのがコツ
PDFの一覧表には優先★マークがついています。まずそこから先に覚えましょう。
登録販売者 漢方薬の覚え方|まず覚えるべきポイント
登録販売者試験では、3つのポイントに絞って暗記します。
①「体力」
②「どんな症状に使うか」
③「カ・マ・ダのどれを含むか」
この3つです。頻出でしかも定番で出題されます。
(ちなみにカ・マ・ダとは、カンゾウ(カ)・マオウ(マ)・ダイオウ(ダ)のこと)
たとえば、防風通聖散の場合の暗記キーワードを例にすると、
【防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)】
体力充実
症状:腹部に皮下脂肪多く 便秘 むくみ 吹き出物 にきび 肥満症
カ・マ・ダ含む
てな具合に、3つを効率よく覚えます。
これが教科書等の原文だと、こう書かれています。
【防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)】
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸き・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿のう症(副鼻腔炎)、湿疹しん・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、小児に対する適用はない。また、本剤を使用するときには、他の瀉しゃ下薬との併用は避けることとされている。構成生薬としてカンゾウ、マオウ、ダイオウを含む。
これを真面目に全部読んでいると、暗記が困難になります。読みにくいし、長すぎるし、大変。
ですから、暗記キーワードをちゃんと意識して覚えるのが大切です。
一覧表にまとめてありますので、PDFを印刷して効率よく覚えましょう。
印刷用PDF↓
▶登録販売者 漢方一覧PDF|頻出77・暗記キーワード付
生薬は別で対策する
漢方薬と生薬とでは、出題傾向や覚え方が異なるため、別でまとめて学習するのがおすすめです。
漢方薬の頻出ポイント「カ・マ・ダ」を整理する(超重要)
漢方薬が苦手な人は、まずカ・マ・ダから覚えるのがおすすめです。
全ての漢方薬を暗記する必要はありません。
・カマダ全て含む
・カマダ全て含まない
・ダイオウだけ含む
・カンゾウを含まない
という頻出パターンを先に覚えるだけでも得点源になります。
・カ:カンゾウ(甘草)
・マ:マオウ(麻黄)
・ダ:ダイオウ(大黄)
カマダの暗記ドリルはこちら↓
▶ 漢方薬暗記テスト・カマダ暗記ドリル
試験では「どの処方に含まれているか」が問われるため、重点的に覚えましょう。
💡3章全体の成分をまとめて整理したい人へ
3章に出てくる成分・頻出生薬・頻出漢方薬と、暗記キーワードを1冊にまとめたPDFも用意しています。
▶ 第3章の成分を一気に整理できるPDFはこちら
漢方薬を暗記テストで定着
一覧で整理しただけでは、本試験で思い出せません。
まずはカマダ暗記ドリルで構成生薬を整理し、その後に漢方薬暗記テストで作用や適応を確認しましょう。
インプット→アウトプットを繰り返すことで、頻出漢方を得点源にできます。
漢方薬のテストページはこちら↓
▶ 漢方薬暗記テスト・カマダ暗記ドリル
頻出漢方処方製剤・よく出る漢方薬30(覚える順番)
登録販売者試験でよく出る漢方薬の中から、頻出の30個をまとめました。
上記PDF内では優先★マークをつけています。★マークは全部で30個あります。
👉 優先順位を意識して学習しましょう。
生活習慣改善→婦人薬→小児鎮静→かぜ薬→痔・泌尿器→鎮痛→鎮咳去痰
と覚えるとスムーズです。
生活習慣改善 最重要(出題頻度が非常に高い・最優先で覚える)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 黄連解毒湯 | 体力中等度以上 のぼせ気味 不眠症 更年期障害 | |||
| 防已黄耆湯 | 体力中等度以下 多汗症 むくみ 水ぶとり | ● | ||
| 防風通聖散 | 体力が充実 皮下脂肪が多 便秘 むくみ 肥満症 | ● | ● | ● |
| 大柴胡湯 | 体力が充実 常習便秘 肥満症 | ● | ||
| 清上防風湯 | 体力中等度以上 赤ら顔 にきび 赤鼻(酒さ) | ● |
婦人薬 重要(出題頻度が高い・必ず覚える)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 温経湯 | 体力中等度以下 月経不順 月経困難 こしけ(おりもの) | ● | ||
| 温清飲 | 体力中等度 皮膚はかさかさ 色つや悪い | |||
| 加味逍遙散 | 体力中等度以下 便秘の冷え症 精神不安やいらだち | ● | ||
| 桂枝茯苓丸 | 比較的体力があり のぼせて足冷えなどを訴える 打ち身(打撲傷) | |||
| 五積散 | 体力中等度又はやや虚弱 腰痛 神経痛 関節痛 更年期障害 | ● | ● | |
| 四物湯 | 体力虚弱 産後あるいは流産後の疲労回復 | |||
| 当帰芍薬散 | 体力虚弱 冷え症で貧血の傾向 産前産後あるいは流産による障害 |
小児鎮静薬 重要(出題頻度が高い・必ず覚える)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 小建中湯 | 体力虚弱 小児虚弱体質 小児夜尿症 | ● |
かぜ薬 重要(出題頻度が高い・必ず覚える)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 葛根湯 | 体力中等度以上 感冒の初期(汗をかいていないもの) | ● | ● | |
| 麻黄湯 | 体力が充実して かぜのひきはじめ 汗の出ていない感冒 体のふしぶしが痛い | ● | ● | |
| 小柴胡湯 | 体力中等度で かぜの後期の諸症状 舌に白苔 インターフェロン製剤治療と併用NG 間質性肺炎のリスク | ● | ||
| 柴胡桂枝湯 | 体力中等度またはやや虚弱 かぜの中期から後期の症状 | ● | ||
| 小青竜湯 | 体力中等度又はやや虚弱 うすい水様の痰 | ● | ● |
痔・泌尿器 中(比較的よく出る)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 乙字湯 | 体力中等度以上 大便が硬い 痔核(いぼ痔) 切れ痔 便秘 軽度の脱肛 | ● | ● | |
| 八味地黄丸 | 体力中等度以下 排尿困難 残尿感 夜間尿 頻尿 | |||
| 牛車腎気丸 | 体力中等度以下 尿量減少 排尿困難、頻尿 | |||
| 六味丸 | 体力中等度以下 排尿困難 残尿感 夜間尿 頻尿 | |||
| 猪苓湯 | 体力に関わらず使用でき 排尿異常 | |||
| 竜胆瀉肝湯 | 体力中等度以上 排尿痛 残尿感 尿の濁り こしけ(おりもの) | ● |
鎮痛 中(比較的よく出る)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 芍薬甘草湯 | 体力に関わらず使用でき こむらがえり | ● | ||
| 呉茱萸湯 | 体力中等度以下 頭痛、吐きけ、嘔吐 | |||
| 薏苡仁湯 | 体力中等度 関節痛、神経痛、筋肉痛 | ● | ● | |
| 疎経活血湯 | 体力中等度 ときにしびれがあるもの | ● |
鎮咳去痰 中(比較的よく出る)
| 漢方処方製剤 | 暗記キーワード | カ | マ | ダ |
| 半夏厚朴湯 | 体力中等度 幅広く応用できる 咽喉・食道部に異物感 喉のつかえ感 | |||
| 麦門冬湯 | 体力中等度以下 水様痰の多い人には不向き | ● |
登録販売者試験の漢方薬は全部覚える必要ある?
結論からいうと、漢方薬を最初から全部完璧に暗記する必要はありません。
実際、登録販売者試験では、漢方薬を多少落としても、
他の成分分野をしっかり得点できれば合格している人はたくさんいます。
特に第3章では、
・かぜ薬
・解熱鎮痛薬
・胃腸薬
・皮膚薬
などなど、漢方以外の成分問題の比率がかなり高いため、まずは漢方薬以外の成分を優先するのがおすすめです。
ただし、近年は漢方処方製剤の出題数が増えている傾向があります。
そのため、
「全部後回し」にするのではなく、
・頻出漢方薬
・よく出る適応
・カ・マ・ダ(甘草・麻黄・大黄)
・体力分類
など、出題されやすい部分から順に整理していくと効率的です。
漢方と生薬はどっちを優先して覚える?
まず優先したいのは、漢方よりも生薬よりも「一般用医薬品の成分」です。
登録販売者試験の第3章では、漢方薬や生薬以外の成分問題が多く出題されるためです。
アセトアミノフェン、デキストロメトルファン、ブロモバレリル尿素…などと聞いて、すぐにピント来ない人は、漢方薬や生薬をやっている場合じゃありません。
の順番で整理していくと、効率よく学習できます。
漢方薬は、
「かぜ」
「婦人薬」
「小児鎮静」
など、カテゴリごとに整理すると覚えやすいです。
一方、生薬は種類と基原などが非常に多いため、最初から細かく暗記しようとすると混乱しやすい分野です。
まずは頻出漢方を整理し、その後に生薬を少しずつ積み上げていくのがおすすめです。
