登録販売者試験の勉強の順番と進め方を、講師目線でわかりやすく解説します。「何からやればいいの?」と迷っている方は、まずここからどうぞ。
まずは勉強の順番を決めよう
登録販売者試験は5科目、合計120問の試験です。
どこから手をつけるかで、効率はかなり変わります。
「とりあえず1章から順番に読むか…」でもいいのですが、
ちょっと遠回りになりがちです。
試験の出題数と合格ライン(ここ大事)
登録販売者試験は、全120問・120点満点です。
合格ラインは**84点以上(約7割)**です。
ここまではよくある話ですが、
見落としがちなのが足切りラインです。
「合計で点数取れればOKでしょ?」と思いがちですが、
実はそうでもありません。
■ 科目ごとの出題数
1章:20問(基本的な知識)
2章:20問(人体の働き)
3章:40問(医薬品の作用)
4章:20問(法規・制度)
5章:20問(適正使用・安全対策)
合計120問
■ 足切りライン
各科目で35〜40%未満だと不合格になります。
・3章:14〜16点未満でアウト
・それ以外:7〜8点未満でアウト
■ ポイント
合計で84点を超えていても、
1科目でも足切りにかかると不合格です。
つまり、
「ここ苦手だから捨てよう」はちょっと危険です。
まんべんなく取る、これが意外と大事です。
おすすめの勉強の順番はこれ
結論からいうと、この順番がおすすめです。
【1章】 → 【2章・3章】(並行)→【5章】 → 【4章】
「なんでこの順番?」と思うかもしれませんが、
ちゃんと理由があります。
■注意ポイント(ここけっこう大事)
2章に時間をかけすぎてしまい、
3章の勉強が足りなくなるのは不合格者のあるあるです。
3章は40問と配点が高く、暗記量も多い一番の山です。
そのため、
2章と3章は1日おきに交互に進めるのがおすすめです。
この順番でやる理由
・1章 → 基礎なので最初にやると理解しやすい
・2章・3章 → ボリュームが多いので早めに慣れる
・5章 → 比較的取り組みやすい、3章の後にやると理解しやすい
・4章 → 暗記中心なので最後に詰める
最初から全部覚えようとしなくて大丈夫です。
「なんとなく分かる」を増やしていけばOKです。
テキストは3周が基本

テキストは3周するのが基本だよ。これ、超大事なのでしっかり読んでね。
テキストは、ただ読むだけだと正直あまり頭に入りません。
**「問題を解きながら3周する」**のがいちばん効率いいやり方です。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、ここで差がつきます。
■ 1周目:まずは全体をつかむ
最初は、細かく覚えようとしなくて大丈夫です。
「なんか難しそうだな…」くらいでもOK。
まずは全体の流れをざっくりつかむことを意識しましょう。
ここで完璧を目指すと、だいたい疲れます。
■ 2周目:過去問を解きながら理解を深める
ここがいちばん大事なステップです。
過去問を解いて、間違えたところは必ずテキストに戻ります。
そして、該当箇所をじっくり読み直します。
このとき、
**「〇〇をミスした!」「××じゃない!」**など、
自分が間違えたポイントをテキストに書き込んでいきましょう。
これ、ちょっと面倒なんですが、かなり効きます。
この作業を繰り返していくと、
気づいたらテキストをもう一周している状態になります。
■ 3周目:仕上げの読み込み
試験の1ヶ月前になったら、
仕上げとしてテキストを1周しっかり読み込みます。
このときは、
2周目で書き込んだ内容を確認しながら進めていきます。
「あ、これ前に間違えたやつだ」と思い出せたらOK。
それだけで記憶にかなり残ります。
この仕上げで、あと5〜6点伸びることも普通にあります。
ここで手を抜くともったいないです。
過去問の使い方(ここで差がつく)
過去問はめちゃくちゃ重要です。
ちょっと大げさじゃなく、過去問を制する人が合格に近づきます。
最初はうまく解けなくて大丈夫です。ここでつまずくのはみんな同じです。
ただし、使い方を間違えると効率が落ちるので注意です。
■ 序盤は“軽く触れる”くらいでOK
1章以外は、学習の序盤からいきなり過去問を解いても、
正直かなり難しく感じると思います。
テキストを1周するまでは、
・章ごとに区切って少し解く
・学習した範囲の問題を2〜3問だけ解く
このくらいで十分です。
「できなかった…」で終わるのではなく、
自分の理解度チェックとして使うイメージでOKです。
■ 1周終わったら“本格スタート”
テキストを1周したら、ここからが本番です。
過去問をしっかり解いて、
必ず答え合わせと見直しをします。
間違えたところはテキストに戻って、
・マークをつける
・余白に「過去問で間違えた」と書く
ここまでやるのがポイントです。
この一手間で、次に見たときの記憶の残り方が変わります。
■ 解くべき過去問の目安
・最新の過去問:5エリア分
・自分の地域:過去3年分
これくらいやると、出題傾向がしっかり見えてきます。
■ 問題集は用意したほうがいい
過去問は県のホームページでも手に入りますが、
手引きの改訂の影響で、古い問題は少し扱いづらいものもあります。
そのため、
改訂対応の問題集を1冊用意しておくのがおすすめです。
解説もついているので、見直しの効率がかなり上がります。
■ ポイント
・過去問は“あとでまとめて”じゃなく、段階的に使う
・間違えた問題こそ大事にする
・同じ問題や選択肢が出ることも普通にある
「これ見たことある!」が増えると、一気に楽になります。
効率よく進めるコツ
・1日少しでもいいので毎日触れる
・問題を解きながら覚える
・間違えたところを重点的に見直す
「今日はちょっとやる気出ないな…」という日は、
1問だけでもOKです。
ゼロより1問の方が、ちゃんと前進してます。
👉 スキマ時間で10問解いてみる
「これ見たことある!」が増えてきたら、かなり順調です。
