3章の暗記特訓ページだよ
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暗記特訓
■月経と女性ホルモン
月経周期は種々のホルモンの相互作用により調節されており、脳の【A】や下垂体で産生されるホルモンと【B】で
産生される女性ホルモンが関与している。
A視床下部 B卵巣
■月経と女性ホルモン2
加齢とともに【A】からの女性ホルモンの分泌が減少し、妊娠可能な期間が終了することを【B】といい、閉経周辺期を【C】という。
A卵巣 B閉経 C更年期
■婦人薬の効能・効果
婦人薬は、月経及び月経周期に伴い生じる様々な女性特有の諸症状の【A】と【B】を目的とする。
A緩和 B保健
■婦人薬の効能・効果2
婦人薬の効能効果は、【A】の道症、【B】障害、月経異常及び随伴症状の冷え症、月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ(おりもの)、血色不良、便秘、むくみ等である。
A血 B更年期
■女性特有の症状
月経の【A】に現れ、月経開始と共に【B】する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものを、【C】という。
A約10~3日前 B消失 C月経前症候群
■血の道症
更年期における血の道症の症状とは、臓器・組織の形態的異常が【A】、抑鬱や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態のことである。
Aなく
■アレルギーの仕組み
アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した【A】によって【B】が刺激され、【C】やプロスタグランジン等の物質が遊離する。
A免疫グロブリン B肥満細胞 Cヒスタミン
■抗ヒスタミン成分
内服アレルギー用薬に含まれる抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンが【A】と反応するのを【B】ことにより作用を示す。
A受容体 B妨げる
■抗アレルギー成分
抗アレルギー成分は、【A】からのヒスタミンの【B】を抑えることにより作用を示す
A肥満細胞 B遊離
■アドレナリン作動成分
アドレナリン作動成分は、【A】神経系を刺激して鼻粘膜の血管を【B】させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
A交感 B収縮
■その他の配合成分
抗コリン成分は、【A】神経系を【B】して鼻汁分泌、くしゃみを抑える。
A副交感 B抑制
■アレルギー症状の軽減
アレルギー症状を軽減するには、日常生活において【A】の除去・回避などの根源的な対応を図ることが重要である。
Aアレルゲン
■治療の範囲
一般用医薬品のアレルギー用薬には、アトピー性皮膚炎の治療に用いることを目的とするものは【A】。
Aない
■点鼻薬
鼻炎用点鼻薬の剤形は、スプレー式で鼻腔内に噴霧するものが多い。噴霧後に鼻汁とともに薬液が逆流する場合があ
るので、使用前には鼻を【A】。
Aよくかんでおく
■アドレナリン作動成分
アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が【A】、逆に血管が拡張してかえって鼻づまりが【B】。
A反応しなくなり Bひどくなりやすい
■鼻炎用点鼻薬の対象
鼻炎用点鼻薬の対象は、急性またはアレルギー性鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、【A】症などの【B】性のものは対象外である。
A蓄膿 B慢
「3章医薬品成分一覧 暗記リスト」も必ず暗記しよう!
練習問題
ここからは練習問題だよ
問 1 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a | ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。 |
---|---|
b | メキタジンは、皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として配合されている。 |
c | ベラドンナ総アルカロイドは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える。 |
d | パーキンソン病の治療のためモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人は、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬の使用を避ける必要がある。 |
a b c d | |
1 | 誤 正 正 誤 |
2 | 正 正 誤 正 |
3 | 正 誤 正 誤 |
4 | 誤 正 正 正 |
5 | 正 誤 誤 正 |
【正解5】
a○
b×メキタジンは、ビタミンではない。メキタジンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える「抗ヒスタミン成分」である
c×記述は、「抗ヒスタミン成分」の内容である。ベラドンナ総アルカロイドは、「副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える抗コリン成分。」
d○
問 2 鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a | テトラヒドロゾリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。 |
---|---|
b | セチルピリジニウム塩化物は、ヒスタミンの働きを抑える作用を目的として配合されている。 |
c | グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。 |
d | クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しても有効である。 |
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
【正解2】
a○
b×セチルピリジニウム塩化物は、「鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的とする殺菌消毒成分」
c○
d×アレルギー性以外は「無効」である
問3 次の記述は、アレルギー及びアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a | 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるが、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合であっても、医師の診療を受ける必要はない。 |
---|---|
b | 一般用医薬品のアレルギー用薬には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものがある。 |
c | アレルギー用薬と鼻炎用点鼻薬には、同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複することがあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である。 |
d | 皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがある。 |
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
【正解4】
a×一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるが、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
b×一般用医薬品のアレルギー用薬には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものはない。
c〇
d〇
問 4 アレルギーに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。なお、2箇所の( c )には、いずれも同じ字句が入る。
アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した( a )によって( b )が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である( c )やプロスタグランジン等の物質が遊離する。遊離した( c )は、血管拡張、血管透過性亢進等の作用を示す。
1 | a免疫グロブリン b肥満細胞 cヒスタミン |
---|---|
2 | a免疫グロブリン b肥満細胞 cアドレナリン |
3 | a免疫グロブリン b交感神経 cヒスタミン |
4 | a肥満細胞 b交感神経 cアドレナリン |
5 | a肥満細胞 b副交感神経 cアドレナリン |
【正解1】
問 5 婦人薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a | 内服で用いられる婦人薬は、比較的速やかに作用が出現し、短期間の使用で効果が得られるとされる。 |
---|---|
b | サフランは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。 |
c | 妊娠中の女性ホルモンの補充を目的として、女性ホルモン成分の使用が推奨されている。 |
d | 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もあるため、継続して使用する場合には、医療機関を受診するよう促すべきである。 |
a b c d | |
1 | 正 誤 誤 正 |
2 | 誤 正 誤 誤 |
3 | 正 誤 正 誤 |
4 | 誤 正 誤 正 |
5 | 誤 誤 正 誤 |
【正解4】
a×内服で用いられる婦人薬は、比較的作用が穏やかで、ある程度長期間使用される
b〇
c×妊娠中は使用を避ける必要がある。(女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されているため)
d〇
問 6 婦人薬とその適用対象となる体質・症状等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア | 更年期における血の道症の症状とは、臓器・組織の形態的異常があり、抑鬱や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態のことである。 |
---|---|
イ | 血の道症は、流産、人工妊娠中絶、避妊手術などが原因で起こることもあり、年齢的に必ずしも更年期に限らない。 |
ウ | 婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。 |
エ | 女性ホルモン成分であるエチニルエストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。 |
ア イ ウ エ | |
1 | 正 正 正 正 |
2 | 正 正 誤 誤 |
3 | 正 誤 正 誤 |
4 | 誤 正 正 正 |
5 | 誤 誤 誤 正 |
【正解4】
ア×「臓器・組織の形態的異常がなく」、精神神経症状が現れる病態。
イ○
ウ○
エ○