2章の暗記特訓ページだよ
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暗記特訓
■腎臓の構造
腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の【A】状の臓器。
腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった【B】を形成する。その外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを【C】という。
【C】と尿細管を合わせた組織は、【D】という最小単位である。
A空豆 B糸球体 C腎小体 Dネフロン
■腎臓の働き
腎臓では、血液中の老廃物を除去するほか、【A】及び電解質(特に【B】)の排出調節が行われている。
A水分 Bナトリウム
■副腎の構造と働
副腎は、左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と【A】質の2層構造からなる。
副腎皮質では、【B】等の副腎皮質ホルモンが産生・分泌される。
副腎髄質では、自律神経系に作用する【C】が産生・分泌される。
A髄 Bアルドステロン Cアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)
■膀胱と尿道
膀光の出口にある膀胱括約筋が【A】、膀胱壁の排尿筋が【B】し、尿が尿道へと押し出される。
A緩み B収縮
練習問題
ここからは練習問題だよ。用語についてよく出題されるよ。
問1 次の記述は、泌尿器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a | 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換される。 |
---|---|
b | 膀胱の出口にある膀胱括約筋が収縮すると、同時に膀胱壁の排尿筋が弛緩し、尿が尿道へと押し出される。 |
c | 高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。 |
d | 副腎髄質から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。 |
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
【正解2】
a〇
b×膀胱の出口にある膀胱括約筋が「緩む」と、同時に膀胱壁の排尿筋が「収縮」し、尿が尿道へと押し出される。
c〇
d×副腎「皮質」から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
問2 泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a | ボウマン嚢は、腎小体と尿細管とで構成される腎臓の基本的な機能単位である。 |
---|---|
b | 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。 |
c | 尿は血液が濾過されて作られるため、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。 |
a b c | |
1 | 正 正 正 |
2 | 誤 正 正 |
3 | 正 誤 誤 |
4 | 誤 誤 正 |
5 | 正 正 誤 |
【正解2】
a× ボウマン嚢ではなく、「ネフロン」
b○
c○
問3 泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a | ボウマン嚢は、腎小体と尿細管とで構成される腎臓の基本的な機能単位である。 |
---|---|
b | 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。 |
c | 腎臓は、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上で重要な役割を担っている。 |
d | 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。 |
- 1(a、b)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(c、d)
【正解3】
a×腎小体と尿細管とで構成される腎臓の基本的な機能単位はネフロン。ボウマン嚢は、糸球体の外側を包み込んでいる袋。
b〇
c〇
d×記述は、副腎皮質ではなく「副腎髄質」のこと。副腎皮質は、アルドステロン等の副腎皮質ホルモンが産生・分泌される。