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第2章-5 皮膚・骨・筋肉・脳

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2章の暗記特訓ページだよ
暗記特訓のやり方のページを読んでから特訓してね

暗記特訓

■皮膚の構造1
皮膚は、①表皮、②真皮、③【A】の3層構造からなる。
表皮には【B】層と表皮細胞の層がある。【B】層は皮膚のバリア機能を持ち、肥厚するとたこやうおのめができる。

A皮下組織 B角質

■表皮の構造2
表皮の最も外側に【A】層がある。たんぱく質【B】でできた角質細胞と、【C】を主成分とする細胞間脂質があり、皮膚のバリア機能を担っている。

A角質 Bケラチン Cセラミド

■皮膚
ヒトの皮膚の表面には常に一定の【A】が付着しており、病原菌から守っている。

A微生物

■メラニン色素
皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものである。メラニン色素は、表皮の最下層にある【A】で産生され、紫外線から皮膚組織を防護する。

Aメラノサイト 

■汗腺
アポクリン腺は、【A】などの毛根部に分布する。エクリン腺は、【B】などの毛根がないところも含めて全身に分布する。このうち、体臭腺と呼ばれているのは【C】腺である。

A腋窩(わきのした) B手の平 Cアポクリン

■骨の基本構造
骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は、骨【A】、骨【B】、骨【C】、関節軟骨の4組織からなる。

A質 B膜 C髄

■骨の機能
骨には、①身体各部の支持機能、②臓器の保護機能、③運動機能、③【A】機能、⑤【B】機能がある。
【B】機能は、カルシウムやリン等の【C】質を蓄える。

A造血 B貯蔵 C無機

 ■骨の新陳代謝
骨は【A】組織で、成長が止まった後も一生を通じて破壊(吸収)と修復(形成)が行われている。

A生きた

■筋組織の分類
筋組織は、①骨格筋、②【A】筋、③心筋に分類される。
このうち運動器官とされるのは【B】筋である。骨格筋の筋線維には横縞模様が見られることから、【C】筋とも呼ばれる。

A平滑 B骨格 C横紋

■骨格筋
骨格筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる【A】筋である。
疲労し【B】く 、持久力が【C】。

A随意 Bやす Cない

■平滑筋
平滑筋は、自分の意識で動かすことができない不随意筋で、横縞模様が【A】。
消化管壁、血管壁、膀胱等に分布する。
疲労し【B】く 、持久力が【C】

Aない Bにく Cある

■心筋
心筋は、自分の意思で動かすことができない不随意筋である。横縞模様が【A】。
収縮力が強く、疲労し【B】く 、持久力が【C】

Aある Bにく Cある

■中枢神経系
中枢神経系は脳と脊髄からなり、【A】でつながっている。
【A】は心拍数や呼吸を調節する中枢機能があり、多くの生体の機能を制御している。

A延髄

■脊髄
脊髄は脊椎の中にあり、脳と【A】の間で【B】を伝える。
脊髄は、末梢からの刺激の一部に対して【C】を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。

A末梢 B刺激 C脳

■脳
脳における血液の循環量は心拍拍出量の約【A】%、酸素の消費量は全身の約【B】%、ブドウ糖の消費量は全身の【C】%と多い。

A:15 B:20 C:25
赤いイチゴ 酸素O2 甘い物にっこり

■自律神経
自律神経系は、交換神経系と副交感神経系からなり、交換神経系は【A】状態となるように働き、副交感神経系は【B】状態となるように働く

A緊張(興奮) B安息(リラックス)

■自律神経2
交感神経の末端からは【A】が、副交感神経の末端からは【B】が放出される。

Aノルアドレナリン Bアセチルコリン

■交換神経
交感神経が優位になると、瞳孔は【A】し、立毛筋が【B】し、気管支は【C】する。

A散大 B収縮 C拡張
(怒っている猫をイメージしよう。目を見開き、毛が立ち、呼吸が荒くなる様子➡瞳孔散大、立毛筋収縮、気管支拡張)

■交換神経2
交感神経が優位になると血管が【A】し、血圧が【B】、発汗が【C】され、唾液は少量の粘性の高いものが分泌される。排尿筋は【D】しているため、排尿が【E】されている。

A収縮 B上昇 C亢進 D弛緩 E抑制
(緊張したときをイメージしよう。緊張すると血圧が上がり、汗をかき、喉がからからになる様子。そして人はあまりに集中しすぎているとトイレに行きたいことを忘れてしまう)

■副交感神経

副交感神経が優位になると心拍数が【A】し、胃液分泌や腸の運動が【B】される。また、排尿筋が【C】するため、排尿【D】される

A減少 B亢進 C収縮 D促進

(安息状態のほうがよくお腹が減ってたくさん食べる。また、緊張がとけてリラックスモードになると、急にトイレに行きたくなる様子をイメージしよう)

練習問題

ここからは練習問題だよ。

筋肉の種類や自律神経などしっかり暗記してからチャレンジしてみてね。

問1 骨格系及び筋組織に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a骨には、身体各部の支持機能、臓器保護機能、造血機能などがある。
b骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)は、骨が成長するまで繰り返され、成長した後は停止する。
c骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれ、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋である。
d筋組織は、神経からの指令によって収縮するが、随意筋は自律神経系で支配されているのに対して、不随意筋は体性神経系に支配されている。
  • 1(a、b)
  • 2(a、c)
  • 3(b、d)
  • 4(c、d)

【正解2】
a〇
b×骨は生きた組織で、骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)は、成長が停止した後も一生を通じて行われている。
c〇
d×随意筋は「体性神経系」で支配され、不随意筋は「自律神経系」に支配されている。

問 2 効果器とその効果器に対する自律神経系の働きに関する組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。

 <効果器>  <交感神経系>  <副交感神経系>
1 目   ― 瞳孔収縮   ― 瞳孔散大
2 唾液腺 ― 唾液分泌亢進 ― 少量の粘性の高い唾液を分泌
3 心臓  ― 心拍数減少  ― 心拍数増加
4 気管支 ― 収縮     ― 拡張
5 腸   ― 運動低下   ― 運動亢進

【正解5】

問 3 外皮系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

aアポクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布している。
bメラニン色素には、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c皮下組織は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。
d皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
a b c d
1正 誤 誤 正
2誤 誤 正 誤
3誤 正 誤 正
4正 誤 正 誤
5誤 正 誤 誤

【正解3】
a×アポクリン腺ではなく、「エクリン腺」
b○
c×皮下組織ではなく、「角質層」
d○

問4 骨格系及び筋組織に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1骨格筋の疲労は、運動を続けることで酸素の供給不足が起こるとともに、乳酸の代謝に伴って生成するグリコーゲンが蓄積することで筋組織の収縮性が低下する現象である。
2骨髄(主として胸骨、肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨など)には、造血機能がある。
3不随意筋(平滑筋及び心筋)は自律神経系に支配されている。
4骨組織を構成する無機質は、骨に硬さを与えている。

【正解1】
「グリコーゲン」の代謝に伴って生成する「乳酸」が蓄積する

問5 神経系の働きに関する記述のうち、正しいものはどれか。

1体性神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。
2副交感神経系が活発になると腸の運動は亢進する。
3交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
4交感神経系が活発になると排尿筋が収縮し、排尿が促進される。

【正解2】
1× 体性神経ではなく「自律神経系」。
2○
3×交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は「ノルアドレナリン」であり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は「アセチルコリン」である
4×交感神経系ではなく、「副交感神経系」

問6 脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a中枢神経系は脳と脊髄から構成され、脳は脊髄と、前庭でつながっている。
b脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%と多いが、ブドウ糖の消費量は全身の約1%と少ない。
c医薬品の成分は、体内で自律神経系に作用し、副作用をもたらすことがある。
d自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなり、多くの効果器に対し、交感神経と副交感神経の二つの神経線維が支配している。
a b c d
1正 正 誤 誤
2正 正 誤 正
3正 誤 誤 誤
4誤 誤 正 正
5誤 誤 正 誤

【正解4】
a×脳は脊髄と「延髄」でつながっている。
b×ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い
c○
d○

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