2章の暗記特訓ページだよ
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暗記特訓
■心臓の構造と働き
心臓は心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、内部は上部左右の【A】、下部左右の【B】の4つの空洞に分かれている。
血液を循環させる【C】の役割をしている。
A心房 B心室 Cポンプ
■血液の流れとガス交換
心臓の右側部分(右心房、右心室)は、【A】から集まってきた血液を【B】へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。
A全身 B肺
■血液(血球)
血液は血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ等の働きをする。
①赤血球:血液全体の約【A】%を占め、【B】を含む。
②白血球:体内に侵入した細菌やウイルス等から身体を防御する。
③血小板:損傷した血管からの血液の流出を抑える。
A40 Bヘモグロビン
■白血球の種類と量
好中球:約【A】%
リンパ球:白血球の約【B】分の1
単球:約【C】% 別名【D】とも呼ばれる
A 60 B 3 C 5 Dマクロファージ(貪食細胞)
■血漿の成分
血漿は【A】%以上が【B】からなり、【C】、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
アルブミンは、主に血液の浸透圧を保持する働きをする。
A90 B水分 Cアルブミン
練習問題
ここからは練習問題だよ。血液やリンパの問題は、数値をしっかり覚えておけば、点数がとりやすくて簡単な問題が多いよ!
問 1 血液に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a | 血液の粘稠性は、主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない。 |
---|---|
b | リンパ球は血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。 |
c | 種々の白血球が協働して、生体の免疫機能が発揮されることから、感染や炎症が起きても、種類ごとの割合は一定に保たれる。 |
d | 損傷した血管は、血管壁が収縮することで血流を減少させ、大量の血液が流出するのを防ぐ。 |
a b c d | |
1 | 正 正 正 誤 |
2 | 正 正 誤 正 |
3 | 誤 正 誤 誤 |
4 | 誤 誤 正 正 |
5 | 誤 誤 誤 正 |
【正解5】
a×血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。
b×リンパ球ではなく、「単球」
c×感染や炎症などが起きると全体の数が増加するとともに、種類ごとの割合も変化する。
d〇
問 2 循環器系に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a | 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。 |
---|---|
b | 四肢を通る静脈では、静脈弁が一定の間隔をおいて発達しており、血液の逆流を防いでいる。 |
c | 毛細血管は、体中の組織に細かく張り巡らされている細い血管で、その薄い血管壁を通して、血液中から酸素と栄養分が組織へ運び込まれる。 |
d | 好中球は、白血球全体の約5%と数は少ないが、大きさは白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。 |
1(a、b)
2(a、d)
3(b、c)
4(c、d)
【正解3】
a×左側ではなく右側。心臓の「右側部分(右心房、右心室)」は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
b〇
c〇
d×好中球ではなく、「単球」
問3 循環器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア | 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心室)に入り、そこから全身に送り出される。 |
---|---|
イ | 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、ヘモグロビンを含む。 |
ウ | リンパ球は、白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占めている。 |
エ | 脾臓にはリンパ球が増殖、密集する組織があり、血流中の細菌やウイルスといった異物に対する免疫応答に関与している。 |
1 | ア、イ |
---|---|
2 | ア、ウ |
3 | イ、エ |
4 | ウ、エ |
【正解3】
ア×心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。
イ○
ウ×リンパ球ではなく、「好中球」。
エ○
問 4 循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a | 心臓の内部は、上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。 |
---|---|
b | 血管系は、心臓を中心とする開いた管(開放循環系)である。 |
c | 四肢を通る静脈では、一定の間隔をおいて内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達して血液の逆流を防いでいる。 |
d | 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。 |
a b c d | |
1 | 正 正 正 誤 |
2 | 誤 正 誤 正 |
3 | 正 誤 正 正 |
4 | 誤 正 正 誤 |
5 | 正 誤 誤 正 |
【正解3】
a○
b×血管系は、心臓を中心とする閉鎖循環系である
c○
d○
問5 循環器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a | 心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれており、心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を拍出する。 |
---|---|
b | 静脈にかかる圧力は比較的高いため、血管壁は動脈よりも厚い。 |
c | 単球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。 |
d | リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される。 |
1(a、b)
2(a、c)
3(b、c)
4(b、d)
5(c、d)
【正解5】
a×「心房」で血液を集めて「心室」に送り、「心室」から血液を拍出する。
b×記述は動脈の内容。静脈にかかる圧力は比較的低く、血管壁は動脈よりも薄い。
c○
d○