令和6年4月に登録販売者の手引きが改訂されました。以下、変更内容をまとめておきますので、お手持ちのテキストに追記して試験対策をしておきましょう。
手引きの原本は以下の厚生労働省のサイトからダウンロードできます。
テキストを買い直す必要はなし!追記すればOK
手引きの改訂は少しだけのため、新しくテキストを買い直す必要はありません。
以下に変更点をまとめておきますので、お手持ちのテキストに追記しておきましょう。
1章の変更点
変更点はありません
2章の変更点
記載内容が整理されています。
<変更点>
口腔内崩壊錠とチュアブル錠の項目が、「口腔用錠剤」→「錠剤(内服)」に変更
「トローチ、ドロップ」→「トローチ剤、ドロップ剤」に変更
舌下錠が追記
変更前 | 変更後 |
(a) 錠剤(内服) (b) 口腔用錠剤 ① 口腔内崩壊錠 ② チュアブル錠 ③トローチ、ドロップ | (a) 錠剤(内服) ① 口腔内崩壊錠 ② チュアブル錠 (b) 口腔用錠剤 ①トローチ剤、ドロップ剤 ②舌下錠 (★) |
★舌下錠…有効成分を舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
ここは、トローチとドロップの下あたりに、
「舌下錠 有効成分を舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。」
と記入しておくくらいでいいでしょう。
3章の変更点
「鼻に用いる薬」の抗炎症成分
「ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合には、長期連用を避ける必要がある」が追記された。
鼻に用いる薬の余白に、一文をちょこっと追記しておくくらいでいいでしょう。
成分名 フェノールフタリン酸デキストロメトルファン
デキストロメトルファンフェノールフタリン塩➡「フェノールフタリン酸デキストロメトルファン」
に変更された
鎮咳去痰薬の鎮咳成分のところに出てくるので、書き換えておきましょう
4章の変更点
以下、2つの表で改訂があります。
医薬部外品の効能・効果の範囲の表
以下の項目が追記されています
消毒剤:物品の消毒・殺菌を目的とする消毒剤
家具・器具・物品等の消毒・殺菌、哺乳びん・乳首の消毒・殺菌、調理器具、食器の消毒・殺菌、室内の消毒・殺菌、浴室・便所の消毒・殺菌
実際の手引き▼
物品の消毒は、医薬部外品の範囲内なんだなって頭にいれておけばOK!
テキストに同じ表がついているなら、上の画像を参考に追記を。
化粧品の効能・効果の範囲の表
「(56) 乾燥による小ジワを目立たなくする」について、注釈4が追記された
注4) (56)については、日本香粧学会の「化粧品機能評価ガイドライン」に基づく試験等を行い、その効果を確認した場合に限る。
実際の手引き▼
表の56のところに、「試験が必要」ってひとこと書いておけば完璧。
4章と5章の共通の変更点
「薬事・食品衛生審議会」を「薬事審議会」に変更
あぁ変わったんだね、と思う程度でいいでしょう
テキスト全箇所を修正するの大変だし・・・
5章の変更点
別表【してはいけないこと】
「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」のかぜ薬、鎮咳去痰薬のところに、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、フェノールフタリン酸デキストロメトルファン(※鎮咳去痰薬のみ)が追記された。
実際の手引き▼
表に成分名を書き加えておけば十分でしょう!
大きな変更点はなし!ささっと追記して勉強に挑みましょう
大きな変更点はなかったですね。お手持ちのテキストにちょっと書き加えれば、お勉強にも影響はなさそうです。ささっと追記して勉強に挑んでくださいね。