医薬品

【第一回】医薬品登録販売者 腕試しテスト【解答編】

第一回医薬品登録販売者腕試しテストを解いていただいた皆様、ありがとうございました。

【第一回】医薬品登録販売者 腕試しテスト【問題編】 問1 下記は、経口補水液OS-1についての文章である。 選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。 1…O...

今回はその解答編です。

問6~9は漢方の問題で、少し難しかったかもしれませんが、より漢方を理解するために必要なので載せました。

なお、今回禁忌肢を設けてありますが、「日頃から安全だと思っているものにこそ、注意を払わなければならない」ということをテーマに、設定しました。

ぽかりのみ
ぽかりのみ
何点とれたかな?
解答

問1…e
問2…c(間違ったら即0点)
問3…e
問4…b(間違ったら即0点)
問5…d
問6…d
問7…a
問8…c
問9…c
問10…b(出題ミスにより全員正解)

1問10点の100点満点です。

解説

問1

下記は、経口補水液OS-1についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…OS-1は予防的に飲んでおくことで健康維持につながる
OS-1は塩分濃度が高いので、予防的に飲むのはダメ。

2…OS-1の塩っぽい味が嫌なので、オレンジジュースに混ぜた
OS-1の糖分などの組成が変わるのでダメ。

3…熱中症で吐き気を訴える患者についても、急速に深部体温を下げることが必要なので、OS-1を少しずつ飲ませるよりも一気飲みさせるほうが良い
吐き気がある人に一気飲みさせるのは嘔吐を誘発する。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…誤

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…誤、3…誤

問2【禁忌肢あり】

下記は、アセトアミノフェンについての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬では最も安全性の高い薬であり、妊婦においても安全性が確立されているので、積極的に処方されている。
禁忌肢。添付文書にも記載があるが、妊婦において安全性は確立されていない。
よく処方されているため、安全性が確立されていると誤解しがち。
妊娠後期などに胎児への副作用も報告されている。

2…アセトアミノフェンは高用量の服用で、肝機能障害の副作用が起こることがある。

3…発熱時の安易な解熱鎮痛薬の使用により、発熱の原因追及が困難になる可能性がある。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…誤、3…誤

問3

下記は、ノロウイルスについての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…ノロウイルスに感染したときの薬として、クラビットなどの抗生剤が処方されることがある。
クラビットは細菌性の下痢で処方頻度の高い薬だが、ウイルスを殺す薬ではない。

2…ノロウイルスはアルコール製剤では消毒できない
ノロウイルスの消毒は次亜塩素酸を使う。

3…ノロウイルス感染による下痢で、下痢止めを使うのは禁忌である
禁忌ではない。基本は水分補給や整腸剤などで様子を見るが、仕事などでどうしても下痢を止める必要があるときは、タンニン酸アルブミンなどの下痢止めが処方されることがある。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問4【禁忌肢あり】

下記は、酸化マグネシウムについての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…便秘薬として使われる酸化マグネシウムは、塩類下剤に分類される

2…酸化マグネシウムは便秘の第一選択薬になりやすく、高齢者の便秘においても積極的に使用が勧められる
禁忌肢。高齢者は高マグネシウム血症のリスクが高いため、酸化マグネシウムなら安全というわけではない。

3…酸化マグネシウムを大量の牛乳で服用してはいけない
高カルシウム血症のリスクがある。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…誤、3…正

c)1…正、2…正、3…誤

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問5

下記は、についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…咳は生体防御反応であり、いかなる場合でも止めるべきではない
咳の出過ぎは睡眠を妨げるなどのデメリットもあるため、そのようなときは止めることも考慮する

2…乾性咳嗽に用いられる麦門冬湯は、甘草を含むため偽アルドステロン症に注意する

3…コデインリン酸塩は下痢の副作用が起こることもある
下痢ではなく便秘。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…正、3…誤

e)1…誤、2…誤、3…正

問6

下記は、漢方についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…気血水の「血」とは、血液や胃液、涙、汗などの体液の総称を指す
「血」は主に血液のこと。体液の総称を指すのは「水」。

2…体内に寒が入り込んで不調が起きている状態を「裏証」、熱が入り込んでいる状態を「表証」という
寒証と熱証が正しい。
裏証とは病気が内臓まで及んでいること。
表証とは病気が皮膚表面で発現していること。

3…六腑は「体外から栄養を取り入れて老廃物を排泄する」働きがあり、五臓は「六腑が取り入れた栄養を気血水に転化・貯蔵・代謝する」働きがある

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…誤、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問7

下記は、葛根湯についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…葛根湯の構成成分である麻黄は「体を温めて発汗させる辛温解表剤」であるのに対し、葛根は「体を冷まして発汗させる辛涼解表剤」である。
麻黄・桂皮・生姜が辛温解表剤で、葛根が辛涼解表剤。
どちらかというと寒邪に対するアプローチのほうが強いけど、熱邪に対するアプローチも入っているのが葛根湯の面白いところ。

2…妊婦の場合は、葛根湯よりも桂枝湯の使用を勧める
あとは「汗をかいている人」も桂枝湯。

3…葛根湯は、急性の肩こりの短期使用にも用いられる
慢性肩こりの長期使用は不可。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問8

下記は、小青竜湯についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…花粉症で目のかゆみが強い場合、小青竜湯が有効である
麻黄・桂皮・細辛・乾姜といった辛温解表剤で構成されているため、体を温めて寒邪を取り除く処方。
目のかゆみのような熱症状には逆効果になる。

2…葛根湯と似ていて、体を温めて発汗させる処方である。

3…去痰・鎮咳作用を持つ生薬も入っている
五味子・半夏が去痰・鎮咳作用を示す。

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…誤、2…正、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問9

下記は、紫雲膏についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…湿疹の他にも、軽度な火傷や痔などにも使うことができる

2…化膿した患部にも使うことができる
化膿は不可。

3…構成生薬の当帰が患部の充血除去や治癒促進に働き、紫根には清熱・殺菌・肉芽形成促進作用がある

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…正、3…誤

c)1…正、2…誤、3…正

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

問10

下記は、医薬品の推奨販売についての文章である。
選択肢a~eの中から、正しい組み合わせを一つ選べ。

1…医薬品の推奨販売の際は、質問や原因追及に重きを置き、商品案内に終始しないように心がける

2…お客様が不要と言っているものでも、商品の素晴らしさが伝われば購入するかもしれないので、粘るべきである
これは捉え方の違いで答えが変わるので、全員正解とします。
一応私は、一度いらないと言われたのなら、粘るべきではないと思います。

3…「これを飲めば治ります」のような断定的な表現は避ける

a)1…正、2…正、3…正

b)1…正、2…誤、3…正

c)1…正、2…正、3…誤

d)1…誤、2…誤、3…正

e)1…誤、2…正、3…誤

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