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授乳中の咳止めで比較的安全な成分は?

問題

下記の会話は、とあるドラッグストアにおける接客の様子である。
お客様にお勧めするにあたり、適切なものを選択肢a~cの中から1つ選びなさい。

 

30代女性
30代女性
授乳中でも飲める咳止めありますか?
登録販売者
登録販売者
お薬なので絶対安全とは言い切れませんが、比較的安全な咳止めはございますよ。

使われるのはお客様ご自身ですか?

30代女性
30代女性
はい、そうです。
登録販売者
登録販売者
症状は咳だけですか?

痰など他の症状はございますか?

30代女性
30代女性
咳だけです。痰も出ません。
登録販売者
登録販売者
咳はいつ頃からですか?
30代女性
30代女性
昨日からです。
登録販売者
登録販売者
現在飲んでいる薬やアレルギー、喘息などはありますか?
30代女性
30代女性
特にありません。
登録販売者
登録販売者
かしこまりました。それでは・・・。

 

選択肢

a)プレコール持続性せき止めカプセル
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・グアヤコールスルホン酸カリウム
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
 

b)クールワンせき止めGX
・ジヒドロコデインリン酸塩
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・L-カルボシステイン
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
 

c)アネトンせき止め顆粒
・コデインリン酸塩水和物
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・テオフィリン
・グアヤコールスルホン酸カリウム
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
 

 

回答

選択肢aの「プレコール持続性せき止めカプセル」が正解です。

会話の内容を添削していきます。

 

30代女性
30代女性
授乳中でも飲める咳止めありますか?
登録販売者
登録販売者
お薬なので絶対安全とは言い切れませんが、比較的安全な咳止めはございますよ。

使われるのはお客様ご自身ですか?

30代女性
30代女性
はい、そうです。
解説

絶対安全と言い切らないのが大切です。薬に絶対なんてありません。

まずは使用者の確認をします。

登録販売者
登録販売者
症状は咳だけですか?

痰など他の症状はございますか?

30代女性
30代女性
咳だけです。痰も出ません。
解説

症状の確認。

何回かブログ内では紹介していますが、単一症状(咳だけなど)には注意してください。

ただのかぜであれば、鼻水・嚥下時痛・咳など、複数症状が出ることが多いです。

抗生剤が必要となり受診勧奨の目安となる細菌感染症には、単一症状のケースが多いです。

登録販売者
登録販売者
咳はいつ頃からですか?
30代女性
30代女性
昨日からです。
解説

かぜの複数症状は24~48時間で出揃うことが多いので、今はまだ咳だけなのかもしれません。

といっても、まだ出ていない症状に対して予防的に総合感冒薬を使うのは良くないので、とりあえず咳止めの販売でいいでしょう。

登録販売者
登録販売者
現在飲んでいる薬やアレルギー、喘息などはありますか?
30代女性
30代女性
特にありません。
解説

授乳中に比較的安全に使える鎮咳成分ですが、デキストロメトルファンが最も安全性が高いとされています。

コデイン類も絶対ダメとは言い切れませんが、赤ちゃんがモルヒネ中毒になったケースも報告されています。

よって、デキストロメトルファンの単剤がベストなんですが、市販薬にそういう薬がないので、プレコールのような合剤が候補となります。

他の成分について調べてみたところ、エフェドリンのみ乳汁中の移行が認められるようでしたが、それによる乳児への悪影響は確認されていないようです。

ちなみに、選択肢cのアネトンにはテオフィリンが入っていますので、これは第一類です。登販は売れません。

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