病気

【橋本病】好発年代的に更年期症状と間違われやすいので注意

これだけは覚えよう

・橋本病は甲状腺機能低下症である
・思考力の低下や倦怠感、むくみなどの多彩な全身症状を呈する
・甲状腺機能が安定していない場合は、ほとんどのかぜ薬が併用できない

 

甲状腺機能亢進症のバセドウ病についてはこちら
 

少年A
少年A
バセドウ病が甲状腺機能亢進症で、橋本病が甲状腺機能低下症なんだね。
ぽかりのみ
ぽかりのみ
そうそう。バセドウ病が甲状腺ホルモンの出過ぎであるのに対し、橋本病は甲状腺ホルモンが不足するために、倦怠感やむくみなど様々な症状が起こるよ。

 

甲状腺ホルモンの放出量は、脳によって厳密に調整されています。

適切な量が放出されていることが生体維持に大切であり、放出量が多過ぎても少な過ぎても病気になります。

この放出量が少なすぎる病気を橋本病といいます。

橋本病は40~50歳代の女性に好発します。

更年期障害の症状と似ていることもあり、間違われやすい病気です。

倦怠感を訴えてビタミン剤をドラッグストアに買いに来るお客様の中にも、実は橋本病の方がいるかもしれません。

 

橋本病の治療法

治療初期はチラーヂンSが処方されることが多いです。

不足している甲状腺ホルモンを補う薬です。

半減期が約1週間と長いため、1日1回投与で甲状腺ホルモンの血中濃度を一定に維持できます。

 

登録販売者が気を付けたいこと

バセドウ病も同様ですが、接客のときに「橋本病で治療中です」と言われたら、エフェドリンなどの交感神経を優位にする成分が配合された薬に注意しましょう。

少年A
少年A
橋本病は甲状腺ホルモンが少ない病態なんだから、交感神経を刺激して甲状腺ホルモンを出すのはむしろ良いことなんじゃないの?
ぽかりのみ
ぽかりのみ
橋本病の患者さんはチラーヂンなどのホルモン補充剤を服用していることが多いので、さらに甲状腺ホルモンを出すようなことをすると、血中濃度を不安定にさせる可能性があるから避けたほうがいいんだ。

かぜ薬系の接客の際は要注意です!

バセドウ病でも橋本病でも、アドレナリン作動成分(交感神経刺激成分)はなるべく避けたほうがいいでしょう。

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